「基礎的国語力」を伸ばすためには、『速音読』が有効であると考えています。
『速音読』とは、なるべく速く文章を読む訓練のことを示します。
『速音読』をすると下記のような効果があります。
〇『速音読』をすると、
⇒先の言葉まで視野を広げる意識がはたらく。
⇒認識できる文章のかたまりが長くなる。
⇒文章を早く読み、かつ、文章の内容を理解するスピードが速くなる。
⇒黙読ができるようになり、語彙力もアップする。
子どもたちは、「抽象語(抽象的な概念を表す語)」を身につけることに大変苦戦しています。
抽象語の例は、「親切」「平和」「知識」等です。
これを使いこなせるようになって初めて「語彙力がついた」と言えるでしょう。
では、抽象語を身につけるためにはどうしたらよいでしょうか。
それは、「反対語(対義語・対象語)」の知識を深めることが重要です。
なぜなら、意味の対立する言葉の組み合わせを多く覚えておくと、様々な物語・説明文が理解しやすくなるからです。