ここでは、お子様の「基礎的国語力」をどのように発達していくかについてお話をさせていただきます。
①小学校入学前
親御様はお子様に対して絵本などを読み聞かせをされると思います。
お子様は絵本の絵(視覚)や親御様の声(聴覚)で、絵本の内容を理解します。
②小学校の授業等
小学校に入ると、学校の授業等で音読が始まります。先生が音読をして、お子様はそれを聞きながら、声に出して読む(音読)練習をしていきます。
③その後
お子様自身が、声を出さずに本を読んでいく黙読をマスターしていきます。
お子様によっては、「音読」から「黙読」への移行がスムーズにいかない場合があります。
そうなると、なかなか早く本を読むこと、または内容が理解ができないため、本を読むことが苦痛になってしまいます。
この原因としては、「音読」は視覚(見ること)・聴覚(聞くこと)で本の内容を理解していきます。
しかし、「黙読」は、視覚のみで理解していくためです。
そして、「黙読」がうまくできないと以下のことができなくなります。
〇読書による語彙力がアップしない。
〇認識できる文章のかたまりが小さい(極端な場合、一文字ずつ読んでいく)ため、読むスピードが速くならない。
「音読」から「黙読」へスムーズな移行(基礎的国語力をアップ)をさせるためには、どうしたらいいのでしょうか。