「国語の公式」は、「3つの力」と「文章の型」があります。
「発展的国語力」をつけるためには、この「公式」を身につける必要があります。
「3つの力」の中には、「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」があります。
ここでは、「国語の公式」の「3つの力」に 関して、話をさせていただきます。
「言いかえる力」は、同等関係、つまり抽象・具体の関係を整理する力です。
簡単に言うと、詳しい言い方(具体的な表現)をまとめた言い方(抽象的な表現)に言う場合使用します。
「くらべる力」とは、対比関係を整理する力です。
対比関係には、「大きい」⇔「小さい」等の正反対 と 「熱い」「ぬるい」等のワンセットがあります。
この力は、読解問題の設問で「どう違うか」と聞かれたらこの力を使用します。
「たどる力」とは、因果関係を整理する力です。
たとえば、「宿題を忘れた。」という原因で、その結果「しかられた」ということです。
また、「しかられた」という結果は、「宿題を忘れた」という原因によって引き起こされたということになります。
読解問題の設問で、「なぜか」と聞かれたら、この力を使用します。
この「3つの力」をマスターすることにより、複雑な文章を単純化することができ、問題に対して正確に解答を出すことができるようになります。
※このページは、ふくしま国語塾 主宰 福嶋隆史氏著 『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』(大和出版)を参考にしております。